MacBook Pro M6とM5 Pro、M5 Maxの違い、どのモデルにどのチップが入っているか

Mac更新

MacBook Proには今、3つのチップがあります。M6は、Liquid Retina XDRディスプレイの14インチMacBook Proだけに入っています。M5 ProとM5 Maxは、Liquid Retina XDRディスプレイのモデルとPROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Proの、どちらも14インチと16インチに入っています。数字はすべてAppleの日本のページによるもので、2026年10月30日時点の情報です。

要点

M6が選べるのは、Liquid Retina XDRディスプレイの14インチMacBook Proだけで、タッチ操作には対応していません。M5 ProとM5 Maxは、Liquid Retina XDRディスプレイの14インチと16インチ、タッチ操作に対応したPROLED XDRディスプレイの14インチと16インチで選べます。Appleの技術仕様に、M6搭載の16インチMacBook Proはありません。

どのMacBook Proにどのチップが入っていますか

AppleのLiquid Retina XDRディスプレイ搭載MacBook Proのページは、「14インチモデルはM6、M5 Pro、またはM5 Maxチップから、16インチモデルはM5 ProまたはM5 Maxチップから選べます」としています。PROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Proは、どちらのサイズも「Apple M5 ProまたはM5 Maxチップ」です。

モデルM6M5 ProM5 Max
14インチ、Liquid Retina XDRありありあり
16インチ、Liquid Retina XDRなしありあり
14インチ、PROLED XDR(タッチ対応)なしありあり
16インチ、PROLED XDR(タッチ対応)なしありあり

つまり、タッチスクリーンが欲しい場合は、M5 ProかM5 Maxから選ぶことになります。タッチ操作、ディスプレイ、Dynamic IslandについてはMacBook Proのタッチスクリーン、PROLED XDRディスプレイの仕組みにまとめています。

M6チップの中身は

Appleの技術仕様によると、M6の12コアCPUは、2つのスーパーコア、4つの高性能コア、6つの高効率コアでできています。12コアGPUはNeural Acceleratorsとハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングを備え、デュアル16コアNeural Engineを搭載し、メモリ帯域幅は最大170GB/sです。

10月27日のプレスリリースは、CPUとGPUがどちらもコア数が2つ増えて12コアになったとし、M6搭載14インチMacBook Proについて、Appleのテストに基づいて次のように説明しています。

  • M5と比較して最大30パーセント高速なグラフィックス。
  • LLMプロンプト処理などのオンデバイスAIワークロードが、M5と比較して最大25パーセント高速。
  • デュアル16コアNeural Engineは、M5より最大1.9倍高速。

比較の対象は、プレスリリースとAppleのMacBook Proのページの注記によると、32GBのユニファイドメモリと4TBのSSDを装備した10コアCPU、10コアGPUのM5を搭載した14インチMacBook Proです。

14インチモデルのM6は、16GBのユニファイドメモリ(メモリ帯域幅153GB/s)か、24GBまたは32GB(170GB/s)で構成できます。ストレージは1TB、2TB、4TBです。3つのThunderbolt 4ポートを備え、外部ディスプレイは最大2台に対応します。

M5 Proの中身は

技術仕様によると、M5 Proには2つの構成があります。

  1. 15コアCPU(5つのスーパーコアと10の高性能コア)と16コアGPU。メモリは24GBか48GBです。
  2. 18コアCPU(6つのスーパーコアと12の高性能コア)と20コアGPU。メモリは24GB、48GB、64GBです。

どちらも16コアNeural Engineと307GB/sのメモリ帯域幅を備えます。ストレージは1TB、2TB、4TBです。M5 Pro搭載モデルは3つのThunderbolt 5ポートを備え、外部ディスプレイは最大3台に対応します。

日本のApple Storeでは、14インチモデルには、Liquid Retina XDRディスプレイとPROLED XDRディスプレイのどちらにも両方の構成が、16インチモデルには18コアCPUと20コアGPUの構成が並んでいます。

Appleは、M5 Proを「科学者、エンジニア、ソフトウェアデベロッパ、プロのクリエイターなど、負荷の高いプロジェクトに取り組む人たち」のためのチップとしています。

M5 Maxの中身は

M5 Maxは18コアCPU(6つのスーパーコアと12の高性能コア)と16コアNeural Engineを備え、GPUは次のどちらかです。

  1. 32コアGPU、メモリ帯域幅460GB/s、メモリは36GB。
  2. 40コアGPU、メモリ帯域幅614GB/s、メモリは48GB、64GB、128GB。

技術仕様では、M5 Maxにはビデオエンコードエンジンが2つ、ProResエンコード/デコードエンジンが2つあり、M6とM5 Proはそれぞれ1つです。M5 Maxは外部ディスプレイに最大4台対応します。

ストレージは2TBからです。Liquid Retina XDRディスプレイのモデルでは8TBまで、PROLED XDRディスプレイのモデルでは2TB、4TB、8TB、16TBから選べます。

Appleは、M5 Maxを「プロ向けノートブックのための最もパワフルなチップ」とし、3D VFXを使うアーティスト、AIデベロッパ、映画音楽の作曲家に向けたチップとしています。

Appleの数字では、どのくらい速いですか

Appleは、M6、M5 Pro、M5 Maxを横に並べたベンチマークは出していません。それぞれのチップを、同じクラスの以前のチップと比べています。

チップAppleの主な数字比較の対象
M6最大13倍高速M1搭載13インチMacBook Pro
M5 Pro最大10.9倍高速M1 Pro搭載MacBook Pro
M5 Max最大11.6倍高速M1 Max搭載14インチMacBook Pro

Appleの注記によると、3つの数字はどれも、LM StudioでLLMのプロンプトを処理したときの最初のトークン生成までの時間です。PROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Proのページでは、M5 MaxはM1 Max搭載14インチとの比較で最大12倍高速とされています。こちらはPROLEDモデルで同じLLMのテストを別に行った数字です。

M1やM2から買い替える場合のAppleの数字は、MacBook Proは買い替えるべきか、M1やM2からのアップグレードにまとめています。

チップでバッテリーと重量はどう変わりますか

Liquid Retina XDRディスプレイの14インチモデルについて、Appleの技術仕様は次のとおりです。

14インチ、Liquid Retina XDRビデオストリーミングワイヤレスインターネット重量
M6最大24時間最大16時間1.55kg
M5 Pro最大22時間最大14時間1.60kg
M5 Max最大20時間最大13時間1.62kg

同梱の電源アダプタも変わります。M6、または15コアCPUのM5 Proを搭載した14インチには70W USB-C電源アダプタが付き、18コアCPUのM5 ProまたはM5 Maxでは96W USB-C電源アダプタです。

チップごとの価格は

Appleの日本のプレスリリースによると、M6搭載14インチMacBook Proは339,800円(税込)からで、日本のApple Storeに並ぶMacBook Proの中で最も低い開始価格です。すべてのチップとサイズの開始価格、学生・教職員価格、構成ごとの価格は新型MacBook Proの発売日と価格にまとめています。

Failshotについて

新しいMacは、2つ目の層を加えるのにちょうどいいタイミングです。Failshotは、Macのための「2つ目の層」のデバイスセキュリティ(second layer device security)です。パスワードが1つ目の層で、Failshotはその次の層です。誰かがMacの前に座ってロックを解除したときのためのものです。

Failshotがオンの間は、Macのロックを解除した人の写真を撮り、Proでは続けて5秒間の動画を記録します。Failshotのウインドウは、ロック解除が撮影されたことを解除した人に知らせます。Macの内蔵カメラでは、緑のランプが点灯します。Proでアラートをオンにすれば、Failshotは、あなたが自分だと確認しなかったロック解除、FailshotのPINや答えの入力ミス、オンの間にカメラへのアクセスがオフにされたことをメールで知らせます。オフにしたり、メニューから終了したりするには、Touch IDかFailshotのPINと答えが必要で、Macのパスワードでは操作できません。

FailshotはmacOS 14以降のMacに無料でダウンロードできます。無料で使えます。Pro では動画、メール通知、暗号化された Vault が加わります。Failshot Proは、failshot.appで7日間無料で試せます。申し込み時にカードを登録し、解約しない限り8日目に請求されます。アプリは英語版のみです。iPhone、Android、Windows版は準備中です。

よくある質問

M6搭載の16インチMacBook Proはありますか

ありません。AppleのMacBook Proのページは、16インチモデルはM5 ProまたはM5 Maxチップから選べるとしています。M6が選べるのは、Liquid Retina XDRディスプレイの14インチMacBook Proだけです。

M6 ProやM6 Maxはありますか

AppleのMacBook Proのページと技術仕様に載っている今のチップは、M6、M5 Pro、M5 Maxの3つです。M6 ProやM6 Maxは載っていません。

M6搭載のMacBook Proはタッチスクリーンですか

いいえ。日本のMacBook Proのページで「タッチディスプレイ」とあるのはPROLED XDRモデルだけで、M6を含むLiquid Retina XDRモデルの欄にはこの表記がありません。タッチ操作に対応しているのは、M5 ProかM5 Maxを搭載したPROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Proです。

M6搭載のMacBook Proのメモリは最大何GBですか

32GBです。Appleのプレスリリースは、標準で16GBのユニファイドメモリを搭載し、最大32GBまで構成でき、メモリ帯域幅は最大170GB/sとしています。

外部ディスプレイは何台つなげますか

Appleの技術仕様では、M6は最大2台、M5 Proは最大3台、M5 Maxは最大4台です。

出典