新しいiPhone Duoを安全に設定する、最初の10分でやること

iPhone更新

iPhone Duoの初期設定は、Appleの通常のiPhoneの手順と同じです。違いは、AppleのiPhone Duoのページにある2点です。サイドボタンのTouch IDでロックを解除すること、そしてeSIM専用であることです。設定の途中でセキュリティの手順を済ませ、使い始める前に5つの設定を確認します。

要点

電源を入れ、Wi-Fiかモバイルデータ通信に接続し、案内があればeSIMをアクティベートします。Touch IDとパスコードを設定し(長いパスコードは「パスコードオプション」から)、Apple Accountでサインインしてデータを転送します。そのあと、2ファクタ認証、「探す」、「盗難デバイスの保護」、パスコードの設定を確認します。

iPhone Duoの初期設定で違うところは

設定の画面はAppleのいつもの画面で、Appleの記事「iPhoneやiPadを初期設定する」がすべてのiPhoneに当てはまります。AppleのiPhone Duoのページには、設定にかかわる点が2つあります。

  • Face IDではなくTouch ID。 Appleは、iPhone Duoはサイドボタンに組み込まれたTouch IDを使うとしています。設定の途中で求められるのは、顔ではなく指紋です。
  • eSIM専用。 Appleは、iPhone Duoは世界中でeSIM専用の設計を採用し、物理的なSIMカードには非対応としています。日本のオンラインストアは、物理的なSIMトレイがなく、eSIMでのみアクティベートできると説明しています。2つのアクティブなeSIMに対応しています。

Appleは、iPhone DuoはiOS 27.1で利用できるようになるとしています。

iPhone Duoを設定する手順は

Appleの初期設定の記事の手順を、順番どおりに並べます。

  1. 電源を入れる。 Appleロゴが表示されるまで電源ボタンを押し続けます。さまざまな言語で「こんにちは」と表示されます。
  2. テキストとアイコンのサイズを選ぶ。 「デフォルト」「中」「大」から選びます。
  3. クイックスタートか手動か。 別のiOSデバイスがあれば、クイックスタートで自動的に設定できます。ない場合は「もう一方のデバイスなしで設定」をタップします。Androidから移行する場合は、「アプリとデータを転送」画面でAndroidデバイスからデータを移動するオプションを選べます。
  4. アクティベーションする。 Wi-Fiネットワークをタップするか、「Wi‑Fiなしで続ける」(選択できる場合)をタップしてモバイルデータ通信ネットワークを使います。eSIMのアクティベートの案内画面が表示される場合もあります。
  5. 自分用かお子様用かを選ぶ。
  6. Touch IDを設定してパスコードを作成する。 画面の案内に従ってTouch IDを設定し、6桁のパスコードを設定します。カスタムのパスコードは「パスコードオプション」から選べます。
  7. データを復元または転送する。 iCloudバックアップ、コンピュータで作成したバックアップ、Androidデバイスから選ぶか、「何も転送しない」を選びます。
  8. Apple Accountでサインインする。 以前のデバイスに表示される確認コードの入力を求められることがあります。
  9. 自動アップデートを有効にする。 iOSを自動的にアップデートできるように設定し、Apple Pay、Siri、スクリーンタイムなどの機能を設定します。

iPhone DuoのeSIMはどう設定しますか

AppleのeSIMの記事によると、ほとんどの場合、eSIMはiPhoneの設定中にアクティベートでき、設定後にアクティベートすることもできます。方法は通信事業者の対応によって変わります。日本の発表によると、iPhone DuoのeSIMはau(KDDI)、NTTドコモ、ソフトバンクなどを含む世界中の500社の通信事業者に対応しています。

  • eSIMクイック転送。 通信事業者が対応していれば、通信事業者に問い合わせなくても、以前のiPhoneから新しいiPhoneにSIMを転送できます。両方のデバイスで同じApple Accountにサインインしていること、以前のiPhoneがパスコードでロック解除されていること、両方が近くにありBluetoothがオンであること、両方にiOS 18.4以降が入っていることが条件です。設定後なら、「設定」>「モバイル通信」>「モバイル通信を設定」または「eSIMを追加」から、「近くのiPhoneから転送」を選べます。
  • eSIMキャリアアクティベーション。 購入時に通信事業者からeSIMが割り当てられている場合は、電源を入れて設定中の案内にそって操作します。
  • QRコード。 通信事業者からQRコードが提供されている場合は、「モバイル通信を設定」画面で「QRコードを使用」をタップします。

Appleによると、新しいiPhoneでモバイル通信プランがアクティベートされると、以前使っていたSIMは無効になります。

どんなパスコードを選べばいいですか

できれば初期設定より長いものです。Appleは、Touch IDやApple Payなどの機能を使うにはパスコードが必要だとしていて、設定の画面では6桁のコードが案内されます。iPhoneユーザガイドは、「パスコードオプション」で最もセキュリティの高いオプションは「カスタムの英数字コード」と「カスタムの数字コード」だとしています。

「パスコードオプション」で、パスコードを使わない選択は避けます。パスコードがなければ、Touch IDもApple Payも使えません。iPhoneユーザガイドによると、パスコードを設定するとデータ保護機能も有効になり、256ビットAES暗号化でiPhoneのデータが暗号化されます。

自動でロックされるまでの時間も短めにしておきます。iPhoneユーザガイドの手順では、「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」と選択してから、時間を設定します。

設定が終わったら確認することは

Appleのサポートページにもとづく5つです。すでにオンになっているものもあるので、まず確認します。

  1. 2ファクタ認証。 「設定」>自分の名前>「サインインとセキュリティ」。Appleによると、ほとんどのアカウントではすでに2ファクタ認証が利用されていて、Apple Payなどを使う場合は必須です。「盗難デバイスの保護」にも必要です。
  2. 「探す」。 「設定」>自分の名前>「探す」>「iPhoneを探す」をオンにし、「“探す”ネットワーク」と「最後の位置情報を送信」もオンにします。アクティベーションロックは、「探す」を設定すると自動的に有効になります。
  3. 「盗難デバイスの保護」。 「設定」>「Touch IDとパスコード」>「盗難デバイスの保護」。Appleは、デフォルトで有効になっている可能性があるとしています。
  4. 登録した指紋。 「設定」>「Touch IDとパスコード」。一覧にあるのが自分の指だけか確かめます。
  5. パスコードの設定。 同じメニューで、「ロック中にアクセスを許可」と「データを消去」を見ます(下で説明します)。

それぞれの詳しい手順はiPhone Duoで「盗難デバイスの保護」をオンにするとiPhone Duoの「探す」とアクティベーションロックにまとめています。

「ロック中にアクセスを許可」と「データを消去」とは

ロックされた状態で何が使えるか、パスコードを間違えたあと何が起きるかを決める設定です。Appleのパスコードの記事によると、どちらも「設定」>「Touch IDとパスコード」にあります。

  • ロック中にアクセスを許可。 ロックを解除しなくても使える機能を選びます。Appleは、今日の表示、通知センター、コントロールセンター、Siri、「メッセージで返信」、ホームコントロール、ウォレット、「不在着信にかけ直す」、USBアクセサリなどを挙げています。ロック画面で必要のないものはオフにします。
  • データを消去。 パスコードの入力を10回間違えたら、デバイスのデータを自動的に消去します。オンにしない場合、Appleによると、10回間違えた後はコンピュータでデバイスを復元する必要があります。

Appleは、Touch IDやApple Payを使っている場合、セキュリティ上の理由から「パスコードを要求」を「即時」から変更できないとしています。

「盗難デバイスの保護」は前のiPhoneから引き継がれますか

復元または転送した場合は引き継がれます。Appleによると、iCloudバックアップから復元したり、以前のiPhoneから新しいiPhoneに直接転送したりすると、「盗難デバイスの保護」などのデバイス設定も復元されます。新しいiPhoneで自動的に再開されますが、よく知っている場所を認識するまでに遅延が発生する場合があります。

Appleは、iPhoneを売却、譲渡、下取りに出す前に、「盗難デバイスの保護」をオフにしておく必要があるとしています。古いiPhoneを手放す前に忘れずにオフにします。

前のiPhoneのパスコードは

同じパスコードをiPhone Duoでも使っていて、ほかの誰かがそれを知っているなら、今変更します。Appleのパスコードの記事は、パスコードを変更してから72時間以内なら一度だけ以前のパスコードでアクセスできる仕組みがあり、「今すぐ前のパスコードを無効にする」でそれを止められるとしています。手順はWhat to do if someone knows your iPhone passcode(英語)にもあります。

Failshotについて

いま選んだパスコードが、新しいiPhone Duoを開くパスコードです。パスコードが1つ目の層で、Failshotは2つ目の層です。

iPhone版のFailshotは準備中です。公開されたら、Failshotをオンにしてから、Failshotを開いたままiPhoneをロックします。画面に開いたままのFailshotにロック解除して入った人を撮影します。先行アクセスに登録すると、iPhone版の準備ができたときにメールでお知らせします。

Macでは無料で使えます(macOS 14以降)。Failshotがオンの間、Macのロックを解除した人の写真を撮り、Proでは、5秒間の動画も記録します。

よくある質問

Wi-FiがなくてもiPhone Duoを設定できますか

できます。Appleによると、アクティベーションにはWi-Fiネットワークまたはモバイルデータ通信ネットワークへの接続が必要です。「Wi‑Fiなしで続ける」が選択できる場合は、それをタップしてモバイルデータ通信ネットワークを使います。iPhone DuoではeSIMを使うので、設定の途中でeSIMのアクティベートを案内される場合があります。

iPhone DuoにSIMカードは必要ですか

必要ありません。Appleは、iPhone Duoは世界中でeSIM専用の設計を採用し、物理的なSIMカードには非対応としています。デュアルeSIMで、2つのアクティブなeSIMに対応し、8つ以上のeSIMを保存できます。

クイックスタートでiPhone Duoに移行できますか

できます。Appleの初期設定の記事は、別のiOSデバイスがあれば、クイックスタートで新しいデバイスを自動的に設定できるとしています。前のiPhoneで「盗難デバイスの保護」がオンの場合、よく知っている場所以外では、iPhoneを使って新しいデバイスを設定する操作にFace IDまたはTouch IDの認証が必要です。

iPhone Duoで4桁のパスコードを使ってもいいですか

「パスコードオプション」で選べますが、Touch IDのセキュリティに関するAppleの記事は、一般的な4桁のパスコードを言い当てられる確率を1万分の1としていて、セキュリティ強化のために長くて複雑な英数字のパスワードを勧めています。

AndroidからiPhone Duoを設定できますか

できます。Appleの初期設定の記事では、「もう一方のデバイスなしで設定」をタップし、「アプリとデータを転送」画面でAndroidデバイスからデータを移動するオプションを選びます。AppleのiPhone Duoのページは、そのための「iOSに移行」アプリを挙げています。

出典