外でiPhone Duoを守る、画面とパスコードの覗き見防止
外でiPhone Duoを使うときは、まずパスコードを守ります。iPhone Duoはサイドボタンに組み込まれたTouch IDでロックを解除でき、Appleによると、開いていても閉じていても使えます。人前ではできるだけ指紋で解除し、入力するときのために長いパスコードにして、ロック画面に通知の内容を出さないようにします。
要点
人前では、パスコードを入力する代わりにTouch IDかApple Watchでロックを解除します。パスコードは「パスコードオプション」で「カスタムの英数字コード」にします。Appleはこれを最もセキュリティの高いオプションの1つとしています。通知の「プレビューを表示」は「ロックされていない時」にし、銀行などのアプリはTouch IDでロックし、自動ロックは短くして、「盗難デバイスの保護」をオンにします。
なぜパスコードを守るのですか
Appleは「盗難デバイスの保護」について、iPhoneを盗んだ窃盗犯にパスコードを知られていても、アカウントやデバイスに致命的な変更を加えられないようにするための機能だと説明しています。
IPA(情報処理推進機構)は、スマートフォンを無断で操作されて監視アプリを入れられた事案を取り上げた注意喚起で、スマートフォンには必ず画面ロックを設定し、一時的であっても他人に操作させず、目の届かない場所に放置しないよう呼びかけています。IPAは、画面ロックには紛失や盗難の際にも第三者に操作されずに済むという利点があるとしています。
すでに誰かにパスコードを見られたかもしれない場合は、What to do if someone watched you type your passcode(英語)から始めてください。このページは、そうならないようにiPhone Duoを設定する方法です。
人前でパスコードを入力しないためには
指紋を使います。iPhone Duoにはサイドボタンに組み込まれたTouch IDがあり、Face IDはありません。Appleによると、iPhone Duoが開いていても閉じていても、Touch IDで一貫した方法で認証できます。Appleは、Apple Watchを使ってiPhone Duoのロックを解除することもできると発表しています。
ただし、パスコードの入力を完全になくすことはできません。iPhoneユーザガイドによると、次のような場合は常にパスコードの入力が必要です。
- iPhoneの電源を入れたとき、または再起動したとき。
- iPhoneが48時間以上ロック解除されていないとき。
- 過去6日半パスコードが使われておらず、過去4時間にTouch IDでロック解除していないとき。
- Touch IDでのロック解除に5回失敗したあと。
入力する回数は減らせても、ゼロにはなりません。だからこそ、読み取られにくいパスコードにしておきます。Touch IDの設定はiPhone DuoはFace IDかTouch IDかにまとめています。
覗き見されにくいパスコードは
長いものです。iPhoneユーザガイドは、最もセキュリティの高いオプションは「カスタムの英数字コード」と「カスタムの数字コード」だとしています。AppleのTouch IDのセキュリティに関する記事は、一般的な4桁のパスコードを言い当てられる確率を1万分の1としたうえで、長くて複雑な英数字のパスワードを使うよう勧めています。
iPhone Duoで変更するには次のようにします。
- 「設定」>「Touch IDとパスコード」をタップします。
- 「パスコードを変更」をタップします。
- 「パスコードオプション」をタップし、「カスタムの英数字コード」か「カスタムの数字コード」を選びます。
ロック画面には何を表示しますか
できるだけ少なくします。Appleによると、特定のアプリまたはすべてのアプリについて、通知のプレビューがロック画面に表示されるタイミングを選べます。プレビューには、「メッセージ」や「メール」のテキスト、「カレンダー」の参加依頼の詳細などが含まれます。アプリごとの手順は次のとおりです。
- 設定アプリを開き、「通知」をタップします。
- 「通知スタイル」の下で、そのアプリをタップします。
- 「プレビューを表示」をタップし(表示されている場合)、「ロックされていない時」か「しない」を選びます。
Appleは、一部のアプリは通知のプレビューに対応していないとしています。
銀行アプリなどをTouch IDでロックするには
Appleでは、アプリをロックして、開くときにFace ID、Touch ID、またはパスコードを必要にできます。Appleによると、ロックしたアプリ内の情報は、通知のプレビュー、検索、Siriからの提案、通話履歴など、ほかの場所に表示されません。
- ホーム画面に移動し、ロックしたいアプリをタッチして押さえたままにして、クイックアクションメニューを開きます。
- 「Touch IDを要求」をタップします。
- 「Touch IDを必要にする」をタップします。
Appleによると、ロックされたアプリを開いても、ロックが完全に解除されることはなく、アプリを終了すると再度自動的にロックされます。また、「盗難デバイスの保護」が有効なときは、よく知っている場所から離れていると、ロックされたアプリを開くのにTouch IDが必要で、パスコードの代わりはありません。
iPhone Duoを閉じる前に気をつけることは
Appleの取り扱いに関する情報によると、iPhone Duoを閉じる前には、内側ディスプレイにあるものをすべて取り除きます。鍵や硬貨といった硬いものを挟んで折りたたむと、内側ディスプレイが破損する可能性があります。内側ディスプレイにはNano-textureのカバーレイヤーが組み込まれており、Appleはカバーを外そうとしないよう注意しています。ヒンジに砂や小石が入らないようにし、開く前にヒンジがきれいであることを確認するようにも案内しています。
盗まれにくくするには
すでに知らない人にロックを解除したまま渡してしまった場合は、Gave your unlocked phone to a stranger(英語)を参照してください。
自動ロックは短くしておきます。Appleの手順は「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」で、時間を設定します。路上でのひったくりなど、スマートフォンの盗難対策全般はHow to protect your phone from theft(英語)にまとめています。
出かける前にオンにしておくことは
- 「盗難デバイスの保護」。 Appleによると、よく知っている場所から離れているときは、保存済みのパスワードなどにFace IDまたはTouch IDが必要になり、パスコードの代わりはありません。Apple Accountのパスワードの変更などには1時間の待機時間がかかります。「セキュリティ継続が必要」で「常に」を選ぶと、どこにいても適用されます。詳しくはiPhone Duoで「盗難デバイスの保護」をオンにする方法にまとめています。
- 「探す」。 なくしたときに紛失モードをオンにするために必要です。設定はiPhone Duoの「探す」とアクティベーションロックにあります。
- シリアル番号とIMEIの控え。 Appleによると、どちらも設定アプリの「一般」>「情報」で確認できます。Appleは、iPhone 14モデル以降にはIMEI/MEIDが刻印されていないとしています。控えはiPhoneとは別の場所に残しておきます。
Failshotについて
Touch IDを使えば、外でパスコードを画面に入力する回数を減らせます。パスコードが1つ目の層で、Failshotは2つ目の層です。
iPhone版のFailshotは準備中です。公開されたら、Failshotをオンにしてから、Failshotを開いたままiPhoneをロックします。画面に開いたままのFailshotにロック解除して入った人を撮影します。先行アクセスに登録すると、iPhone版の準備ができたときにメールでお知らせします。
Macでは無料で使えます(macOS 14以降)。Failshotがオンの間、Macのロックを解除した人の写真を撮り、Proでは、5秒間の動画も記録します。
よくある質問
iPhone Duoに覗き見防止フィルムは貼れますか
Appleの取り扱いに関する情報は、内側ディスプレイにはNano-textureのカバーレイヤーが組み込まれていて、そのカバーレイヤーでの表示に合わせて調整、最適化されていると説明し、カバーを外そうとしないよう注意しています。外側ディスプレイについては、画面保護フィルムを貼るとディスプレイのパフォーマンスが低下する可能性があるとしています。
iPhone Duoで通知のプレビューを隠すには
「設定」>「通知」で、「通知スタイル」の下のアプリをタップし、「プレビューを表示」で「ロックされていない時」か「しない」を選びます。Appleによると、プレビューには「メッセージ」や「メール」のテキストも含まれます。
6桁のパスコードで十分ですか
iPhoneユーザガイドは、最もセキュリティの高いオプションを「カスタムの英数字コード」と「カスタムの数字コード」としています。AppleのTouch IDのセキュリティに関する記事も、セキュリティ強化のためには長くて複雑な英数字のパスワードを使うよう勧めています。
パスコードを入力せずにiPhone Duoのロックを解除できますか
たいていはできます。Appleによると、iPhone Duoは開いていても閉じていてもサイドボタンのTouch IDで解除でき、Apple Watchでも解除できます。再起動したあと、48時間以上ロック解除していないとき、Touch IDで5回失敗したあとなどは、パスコードが必要です。
出典
- iPhoneでパスコードを設定する, iPhoneユーザガイド
- Touch IDの先進のセキュリティテクノロジーについて, Apple サポート
- iPhoneの通知の設定を変更する, iPhoneユーザガイド
- iPhoneでアプリをロックする/非表示にする, iPhoneユーザガイド
- iPhoneの取り扱いに関する重要な情報, iPhoneユーザガイド
- iPhoneの「盗難デバイスの保護」について, Apple サポート
- iPhone、iPad、iPod touchでシリアル番号やIMEIを確認する, Apple サポート
- iPhone Duo, Apple(日本)
- Apple、iPhone Duoを発表, Apple Newsroom(日本), 2026年9月9日
- 他者が勝手に操作できないようスマートフォンには必ず画面ロックの設定を, IPA 独立行政法人情報処理推進機構