iPhone Duoの詐欺に注意、偽サイトや不在通知SMSの見分け方
2026年10月31日時点で、私たちが確認した公的機関の中に、iPhone Duoを名指しした詐欺の警告を出しているところはありません。一方で、警察庁、国民生活センター、Appleは、一般的な手口について注意を呼びかけています。偽のショッピングサイト、宅配業者などをかたるSMS、Appleを装った電話やメッセージです。
要点
iPhone Duoは、Apple、通信事業者、よく知っている販売店で買います。警察庁は、極端に安い価格、「本日限り」などで購入を急がせる表示、銀行振込のみなどの限られた支払い方法を偽ショッピングサイトの手口に挙げています。SMSやメールのリンクはクリックせず、パスコードや確認コードは誰にも教えません。
iPhone Duoの詐欺について警告は出ていますか
名指しの警告は見当たりません。2026年10月31日に、警察庁のサイバー犯罪対策のページ、国民生活センター、Appleの詐欺に関するサポート記事を確認しましたが、iPhone Duoの名前を挙げたものはありませんでした。
そのため、このページでは「iPhone Duo詐欺」というものは扱いません。各機関が実際に注意を呼びかけている一般的な手口を、それぞれの機関の言葉で紹介します。Appleの日本のストアでは、iPhone Duoは256GBで364,800円(税込)からです。
時期についても押さえておきます。Appleによると、日本での予約注文は2026年10月16日(金)午後9時に始まり、販売は10月23日(金)に始まりました。
偽のショッピングサイトはどう見分けますか
警察庁は、偽ショッピングサイトを、詐欺を目的としたウェブサイトで商品の注文と代金の振込を受けたうえで、商品を発送しない、または偽物を発送する手口と説明しています。警察庁が挙げる手口は次のとおりです。
- 購入を急がせる。 「品薄」「本日限り」などと表示して、購入を急がせることがあります。
- 割引が大きすぎる。 通常では考えにくい大幅な値引きを強調します。
- 支払い方法が限られている。 銀行口座への前払いのみ、クレジットカードのみ、代金引換のみなど、支払い方法が限定されていることがあります。
- 会社概要の住所が実在しない。 販売業者の住所が虚偽だったり、無関係の住所だったりします。
警察庁は、購入手続きの前に、URLの「https://」やドメインに違和感はないか、価格が極端に安くないか、「本日限り」などで購入を急がせていないか、会社概要の内容をインターネットで検索して企業名の盗用や虚偽がないか、日本語が不自然でないかを確認するよう呼びかけています。手続きの途中で支払い方法が銀行振込のみに変わるなど不審な点を感じたら、すぐに手続きを止めます。偽サイトが検索の上位や、ふだん使うSNSの広告に表示される場合もあると警察庁は注意しています。
国民生活センターはどんな点を挙げていますか
国民生活センターは、2026年6月17日に公表した「悪質通販サイトのトラブルにあわないために」で、注文する前のチェックポイントを挙げています。
- サイト内の日本語が正しく表記されていない。
- 市場では希少なものが、このサイトでは入手できるとなっている。
- ブランド品やメーカー品の価格が通常より安い。
- 支払い方法が限定されている。振込先の銀行口座の名義が個人名である。
- キャンセル、返品、返金のルールがどこにも記載されていない。
- 事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない。
国民生活センター越境消費者センターは、確認した「悪質な通販サイト情報」を公表しています。使おうとしているサイトが載っていないか確認できますが、国民生活センターは、すべてのサイトを網羅したものではないとしています。載っていなくても上のような特徴があれば、信頼できるサイトかどうかを慎重に判断します。
宅配業者をかたるSMSは
警察庁は、携帯電話会社、宅配業者、金融機関をかたってメールやSMSを送り、本物そっくりの偽サイトに誘導する事例が多数確認されているとしています。警察庁が紹介する相談事例には、宅配業者から「お荷物のお届けにあがりましたが、不在でしたので持ち帰りました」という不在通知のSMSが届き、URLにアクセスして荷物追跡のアプリをインストールしたところ、電話帳に登録された番号に同じ内容のSMSが大量に送られていた、というものがあります。
警察庁の対策は次のとおりです。
- メールやSMSに記載されたリンクは安易にクリックしない。公式サイトをブックマークに登録しておくか、公式アプリを使って正しいサイトに接続します。
- 送信元の名称やメールアドレスは簡単に変えられるので、警察庁は、それだけを見てメールの真偽を判断するのは困難だとしています。
- 携帯電話会社などが提供する迷惑メッセージブロック機能を使う。
- OSやアプリをアップデートして、スマートフォンを安全な状態に保つ。
フィッシングサイトを見つけたら、警察庁はそのURLをフィッシング110番に通報するよう案内しています。
「整備済製品」のiPhone Duoは
2026年10月31日時点で、Appleの日本の整備済製品ストアのiPhoneの一覧にはiPhone 15 Proなどが並び、iPhone Duoはありませんでした。iPhone DuoをAppleの「整備済製品」として売る出品を見かけたら、Appleのストアと照らし合わせます。
個人から中古で買う場合の確認事項は、アクティベーションロックを含めて中古のiPhone Duoを買う前に確認することにまとめています。
Appleを装う詐欺についてAppleは何と言っていますか
Appleの詐欺に関するサポート記事は、Appleなどの正規の企業を装ったメールやメッセージ、Appleサポートになりすます電話やボイスメール、製品を無料で提供すると謳った偽のプロモーションなどを挙げています。Appleの注意点は次のとおりです。
- Appleからだと主張する不審な電話やメッセージには応答せず、公式サポートチャネルからAppleに直接問い合わせる。
- Apple Accountのパスワードや確認コードは絶対にほかの人に教えない。Appleによると、サポートの際にこうした情報をたずねることはありません。
- Apple Gift Cardで他の人に支払いをしない。
- 思い当たるふしのない疑わしいメッセージのリンクはクリックせず、添付ファイルを開いたり保存したりしない。
iPhoneをなくしたときにも関係する点があります。Appleによると、iPhoneが見つかったという連絡をAppleからすることはありません。なくした後の本当の手順は、iPhone Duoが盗まれたときにすることにまとめています。
Appleを装った疑わしいメールは reportphishing@apple.com に転送し、SMSの場合はスクリーンショットを撮ってメールに添付し、同じアドレスに送ります。「メッセージ」アプリでは、メッセージの下にある「迷惑メールを報告」をタップできます。
もう支払ってしまったら
警察庁の案内は次のとおりです。
- クレジットカード会社に連絡する。 カード番号などを入力してしまった場合は、支払いの停止を依頼します。
- パスワードを変更する。 IDやパスワードを入力してしまった場合は、それを使っているすべてのサービスで変更します。
- 記録を保存する。 サイトのURLやトップ画面の画像、口座情報や振込記録、相手とのメールなどのやりとりを残します。
- 警察に相談する。 資料を持って、最寄りの警察署かサイバー犯罪相談窓口に通報、相談します。警察庁は、事前に電話で日時や持参する資料を調整しておくと対応がスムーズに進むとしています。
フィッシングで不正送金やカードの不正利用の被害に遭った場合、警察庁は、金融機関やクレジットカード会社に補償制度や相談窓口がある場合もあるので、そのサービスの会社に相談するよう案内しています。
Failshotについて
詐欺が狙うのはお金とコードで、スマートフォンそのものを守るのはパスコードです。パスコードが1つ目の層で、Failshotは2つ目の層です。
iPhone版のFailshotは準備中です。公開されたら、Failshotをオンにしてから、Failshotを開いたままiPhoneをロックします。画面に開いたままのFailshotにロック解除して入った人を撮影します。先行アクセスに登録すると、iPhone版の準備ができたときにメールでお知らせします。
Macでは無料で使えます(macOS 14以降)。Failshotがオンの間、Macのロックを解除した人の写真を撮り、Proでは、5秒間の動画も記録します。
よくある質問
iPhone Duoを狙った詐欺は知られていますか
2026年10月31日に確認した警察庁、国民生活センター、Appleの情報では、iPhone Duoを名指しした警告はありませんでした。各機関が注意を呼びかけているのは、偽ショッピングサイト、極端に安い価格、宅配業者などをかたるSMS、Appleを装う連絡といった、一般的な手口です。
SNSの広告で安いiPhone Duoを見つけたら
警察庁は、偽サイトがふだん使うSNSの広告や検索の上位に表示される場合もあるとしています。価格が極端に安くないか、URLやドメインに違和感はないか、会社概要に虚偽がないかを確認し、支払い方法が銀行振込のみになるなど不審な点があれば手続きを止めます。
Appleから注文について電話がかかってきたら
予期しない電話には注意します。Appleは、Appleからだと主張する不審な電話やメッセージには応答せず、公式サポートチャネルからAppleに直接問い合わせるよう案内しています。パスワードや確認コードは教えません。
偽サイトで買ってしまったら、どこに相談しますか
警察庁は、サイトのURLや画像などの資料を持って、最寄りの警察署かサイバー犯罪相談窓口に通報、相談するよう案内しています。カード番号を入力した場合はカード会社に支払いの停止を依頼します。
振込先が個人名の口座だったら
国民生活センターは、振込先の銀行口座の名義が個人名であることを、悪質な通販サイトの特徴の1つに挙げています。少しでも怪しいと感じたら注文しないよう呼びかけています。