古いMacBookを安全に売るには、出品者が注意したいトラブル
古いMacBookを安全に売るには、まずMacを消去し、取引はフリマサービスやオークションサイトのルールの中で進め、発送は追跡できる方法で行います。警察庁は、出品者側のトラブルとして、商品を送ったのに代金が支払われない事例を挙げています。国民生活センターには、商品が届かないことを理由に代金が支払われない、返品された商品がすり替えられていた、といった相談が寄せられています。
要点
出品前に「すべてのコンテンツと設定を消去」でMacを消去します。利用規約を読み、取引はサービスのルールの中で行い、直接取引の誘いは断ります。支払いの確認は、届いたメッセージのリンクではなく、自分で開いた公式アプリやブックマークしたサイトで行います。発送は追跡できる方法で行い、やりとりの記録を残します。困ったら運営事業者、消費者ホットライン188、警察に相談します。
出品する前にすることは
Macを消去して、購入者にはきれいな状態のMacを渡し、自分のデータは何も渡さないようにします。Appleは、バックアップを作成してから、「すべてのコンテンツと設定を消去」でMacを工場出荷時の設定にリセットするよう案内しています。Appleによると、消去アシスタントは「探す」とアクティベーションロックもオフにします。手順はMacを売る前に初期化する方法にまとめています。
MacでAppleCareプランに加入している場合、Appleによると、プランを解約するか、新しい所有者に移行できます。消去しないまま売ってしまった場合は、MacをApple Accountから削除する方法をご覧ください。
利用するサービスの利用規約も先に読んでおきます。国民生活センターは、多くのフリマサービスの利用規約では、トラブルが起きたときの解決は当事者間(個人間)で図ることが求められている点を理解したうえで利用するよう呼びかけています。
出品者が注意したいトラブルは
警察庁と国民生活センターが挙げている事例から、ノートパソコンを売るときに関係しそうなものです。
- 代金が支払われない。 警察庁は、オークションに出品した商品を落札者に送ったのに、いつまでたっても代金が振り込まれず、メールにも返事がこない相談事例を挙げています。手口の1つとして、出品者が商品を発送したのに、様々な理由をつけて代金を支払わず、商品をだまし取るものを紹介しています。
- 「届いていない」と言われる。 国民生活センターには、出品者から、商品を送ったのに届かない等を理由に代金が支払われない、商品代金の返金を求められた、という相談が寄せられています。
- 返品ですり替えられる。 国民生活センターが紹介している相談では、偽物だと苦情を受けて返品を受け入れたところ、戻ってきたのは出品したものとは違う品物でした。運営事業者からは、購入者に話し合いに応じるよう連絡することしかできないと言われています。
- ルールにない取引を持ちかけられる。 警察庁は、直接メールでやりとりするなど、ルールにない取引を持ちかけられても断るよう呼びかけています。
支払いの通知が本物か確かめるには
メッセージを信じず、自分の口座やアプリを確認します。警察庁によると、フィッシングは実在のサービスや企業をかたる偽のメールやSMSで偽サイトに誘導し、IDやパスワードなどを盗む手口です。メールの送信元名称や送信元メールアドレスは簡単に変えられるため、それだけで真偽を判断するのは困難だとしています。
- 届いたメールやSMSのリンクはクリックしません。
- 警察庁が勧めているように、ブックマークした公式サイトか公式アプリを自分で開きます。
- 取引画面や口座で、支払いが実際に反映されているか確認します。
- 反映されていなければ、まだ支払われていません。
取引はどう進めると安全ですか
利用しているサービスのルールの中で進めます。警察庁は、ルールにない取引の誘いは断り、エスクローサービス(商品と代金の受け渡しを第三者が確認するサービス)など、安全性の高い取引方法を利用するよう勧めています。運営会社によっては補償制度やトラブルの相談窓口を設けているので、どんな補償があるかも先に確認しておきます。
国民生活センターは、トラブルの未然防止のために、出品者は商品を発送する際に追跡が可能な方法を採るよう勧めています。利用規約の内容や、運営事業者への問い合わせ方法も事前によく確認するよう呼びかけています。
記録は何を残しておけばいいですか
警察庁は、被害に遭った場合に備えて、取引が完了するまで次のような情報を記録しておくよう勧めています。
- 商品を出品したサイトのURLと画像。
- 取引相手の情報(ID、ユーザ名、氏名、住所、電話番号など)。
- 落札日時または購入日時。
- 取引相手とのメール(メールヘッダも含む)、電話、郵便などのやりとりを時系列に整理したもの。
保存した情報が消えないよう、メールをパソコンに保存したり印刷したりして、二重に保存するよう勧めています。
トラブルや詐欺に遭ったら
国民生活センターは、まず当事者間で十分に話し合い、解決しない場合はフリマサービスの運営事業者に事情を伝えて、補償制度の利用や調査等の協力が得られないか確認するよう助言しています。それでも交渉が進まない場合は、最寄りの消費生活センターに相談します。消費者ホットライン「188」は、お住まいの地域の消費生活センター等を案内する全国共通の番号です。
詐欺の被害に遭った場合、警察庁は、出品していたサイトのURLや画像などの資料を持って最寄りの警察署に通報、相談するよう案内しています。事前に電話で日時や持参する資料を調整すると、対応がスムーズに進むとしています。警察庁には、サイバー事案に関する通報、相談のオンライン受付窓口もあります。
偽のメッセージにIDやパスワードを入力してしまった場合、警察庁は、そのIDやパスワードを使っているすべてのサービスで速やかにパスワードを変更するよう案内しています。偽のメッセージそのものについては、セキュリティ警告を装った詐欺メールの見分け方もご覧ください。
Failshotについて
古いMacは売れました。これからは新しいMacに、銀行、メール、各種アカウントが入っています。Failshotは、Macのための「2つ目の層」のデバイスセキュリティ(second layer device security)です。パスワードが1つ目の層で、Failshotはその次の層です。Failshotがオンの間は、Macのロックを解除した人の写真を撮り、Proでは続けて5秒間の動画を記録します。
FailshotはmacOS 14以降のMacに無料でダウンロードできます。無料で使えます。Pro では動画、メール通知、暗号化された Vault が加わります。Failshot Proは、failshot.appで7日間無料で試せます。申し込み時にカードを登録し、解約しない限り8日目に請求されます。アプリは英語版のみです。iPhone、Android、Windows版は準備中です。
よくある質問
購入者から直接取引しようと言われたら
断ります。警察庁は、直接メールでやりとりするなど、ルールにない取引を持ちかけられても断り、エスクローサービスなど安全性の高い取引方法を利用するよう呼びかけています。
購入者に「届いていない」と言われたら
まず当事者間で十分に話し合います。国民生活センターは、解決しない場合は運営事業者に事情を伝えて補償制度や調査の協力を確認し、それでも進まなければ消費者ホットライン188に相談するよう助言しています。追跡できる方法で発送しておくことが前提です。
返品された商品がすり替えられていたら
国民生活センターには、返品されたバッグが出品したものとは違う品物にすり替えられていたという相談が寄せられています。運営事業者に事情を伝え、交渉が進まない場合は188で消費生活センターに相談します。詐欺の疑いがあれば、警察庁は資料を持って最寄りの警察署に相談するよう案内しています。
詐欺の相談はどこにすればいいですか
金銭の被害や詐欺の疑いがある場合は、最寄りの警察署か、警察庁のサイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口に相談します。取引のトラブルは、消費者ホットライン188で最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。